行きつけだったお店に行かなくなった話
8年程前から行きつけだったお店があります。
僕が新卒で働いていた時に職場の近所にあったお店です。
お昼や仕事終わりにご飯を食べに行っていました。
ちょうど僕の趣味とマスターの趣味が共通していて話題も噛み合ったので、結構行くようになりました。
毎日のようにいくこともあり完全に常連でした。
そうなると、そのお店で年末に行われる忘年会にもお呼びがかかり参加させてもらえるようになりました。
そんな感じで、そのお店や、そのお店に来る人との会話、そしてマスターは僕の人生にとって必要なものとなっていました。
そんなある日僕は大きな怪我をします。
一生やっていこうと思っていた趣味が出来なくなるくらいの。
正確に言うと、やろうと思ってもうまく出来なくなってしまったので、やる気が完全になくなってしまいました。
この怪我がきっかけで、そのお店にも通う回数も減っていきました。
このままフェードアウトしたい、そんな風に思っていましたが、店のマスターは忘年会に誘ってくれたりしていて、前より頻繁に行けていないけど僕の事を仲間だと思ってくれている、と感じました。
だからここ2年くらいは、別に行きたくないけど3カ月に1回くらい顔を出すようにしていました。
ところが去年の暮、忘年会に呼ばれませんでした。
忘年会に呼ばれるためにお店に通っていたわけではないのですが、一つの指標?目標?となっていた忘年会に呼ばれなくなったという事は、なんかもういっかな~、なんてかんじでどうでもよくなってきました。
実際そうですよね、自分が行きたいなら行けばいいし行きたくないなら行かなきゃいいんです。
人との関わりとか、いろんな余計なことを考えて自分の行動をセーブしたり、コントロールしたり、ほんと無意味です。
今の僕の気持ちに正直に動くとするならば、お店にはいかないのが正解です。
言ったところで話す内容も大して無いし、僕は家で孤独にパソコンをいじっているのが一番楽しいです。
なかなか伝わりづらい文章になってしまったと思いますが、もし同じような境遇の方で少しでも共感して頂けたら幸いです。
おわりです。